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イタリア食旅行記⑤ 本場のバジリコ農家へ

ジェノヴァ近郊プラという町はバジルペースト発祥の地。
本場のバジリコを見てみたいという念願が叶いました!緑の絨毯が綺麗☆
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訪れたのはil Pesto di Pra’
1827年からこの地でバジリコ栽培を始めた農家。現在は温度管理の行き届いたハウスで一年を通してバジリコ栽培を行い、バジルペーストの製品も製造。
高台の斜面に作られたハウスからはリグーリア海が。
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こちらは発芽して2週間のバジリコ。
成長の度合いによって最適な環境を与えるため、斜面にあるいくつかのハウスを移動するそうです。
夏季は発芽から25日、冬季は50日で出荷。まだ葉が軟らかく小さいうちに収穫してしまうのが最大の特徴です。
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こちらが出荷作業中のバジリコ。葉が小ぶりで茎もまだ細い。
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くるりんとスプーン状に丸みを帯びた葉がプラ産バジリコの特徴。
この地の土壌や気候に最適な、デリケートな香りとパワフルな味わいを持つ品種だそうです。
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ペスト製造部門のステファノ氏が自ら実演してくださいました。
バジルペーストはこの地ではペストと呼ばれています。
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大理石のモルタイオ(すり鉢)を使用するのがお約束。熱の発生を抑えることができるので香り高いペストができる。
プラでは年に一度ペスト選手権なるものも開催されていて、誰が一番美味しいペストを作れるかを競っているそう。
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まずにんにくと粗塩、松の実を潰したあとでバジリコを加え、モルタイオを回しながら根気よく潰していきます。
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ペースト状になったらおろしたチーズ(パルミジャーノとペコリーノ)とリグーリア産EVオリーブオイルを加えて。
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完成!若草色のペストはデリケートな青々しい香りで、何ともいえない爽やかな味わい。貝割菜を思わせるような野菜っぽさも感じられる。
これは今まで食べたペストとは全く別物。お味見はクラッカーに付けてでしたが、茹でたてのパスタに合わせて食べたかった〜
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あまりにもペストが美味しかったので、帰り道ぜひプラの町でパスタを食べたいとおすすめのお店を尋ねたところ、なんとこの日ジロ(イタリア最大の自転車レース)がこの辺りを通るということで、どこのお店も大混乱らしく…泣く泣く断念

ジェノヴァに戻ってディナーでいただきましたが…
美味しいけどプラで食べたペストとは違いました。
あの香り高いペストをまた食べに再訪したいです♪



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by miacucina | 2014-06-24 14:12 | 旅(イタリア)

自宅で開催するイタリア料理教室やキッチンでのこぼれ話


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