カルチョーフィ
2008年 05月 30日
先日少し分けていただきました

カルチョーフィはイタリア語、アーティチョークと言ったほうが皆さんわかりやすいかも。

イタリアでは今まさにカルチョーフィの季節!
トスカーナに留学したときには毎日カルチョーフィの下処理で爪が真っ黒になりました。
アクが強いんです。
このこわもての様相からどうやって料理したら良いか困ってしまうかと思いますが、
一番簡単なのは上を少し切り落として、丸ごと茹でるか蒸します。
外側の皮は筍みたいに固いのですが、一枚ずつむいて行くうちに付け根の部分に柔らかい食べられるところが増えてきます。
歯でしごくようにそこを食べ、最後は中心部分をいただくのが簡単。
味はシンプルに塩とオリーブオイルで。
料理に使う場合は生のまま固い皮をペリペリと剥いて行き、白い中身が出てきたら中心のしべを取り除いて、食べやすい大きさにカットしてから調理します。このときアクが強くてどんどん黒くなるので、切り口にレモンをこすりつけたりレモン水に浸したりしながら処理していきます。
サラダにしたりパスタの具にしたり、リゾットに入れたりとあらゆる料理に使用できる万能野菜。
食感はとっても筍チック(もう少し柔らかい)で、独特の香りもあってとても美味しいお野菜です。
イタリアではとってもお安いのですが、日本はビックリするぐらい高価だし鮮度も悪くて手が出ません。
本当に貴重なものをありがとうございました。
シンプルにアーリオオーリオでソテーして、塩・こしょう、最後にバルサミコをふりかけていただきました。美味しくて懐かしいお味でした。

