Caseificio(チーズ工房)訪問
2008年 07月 31日
ツアーでは決して連れて行ってもらえないところに行けるのも自由旅行のメリット。
そしてMakiさん のアレンジあってこそなのでした。


そっけないぐらい目立たないお店です。

店内は清潔で「チーズ一筋!」な雰囲気。

そして奥の工房ではご主人がリコッタチーズ作りの真っ最中。
Ricotta(リコッタ)はその名の通り、ri(再び)cotta(煮た)で、一度チーズを作るために乳脂肪分を取ったあとの乳清をもう一度加熱して作るチーズです。
ご主人、温度計とにらめっこしながら加熱中。

そしてもろもろとリコッタチーズが固まってきました。
まるでにがりを加えた豆乳のようでした。

プラスチックのかごを並べています。これで水分を切って行くんです。

上に浮いてきたリコッタチーズを網ですくいかごに入れて行きます。
かごからはどんどん水分が流れて行くので、2人がかりでどんどん上にチーズを足します。

この出来立てほやほやの熱いリコッタを味見させていただきました。
「おぼろ豆腐!!」というのが一番ふさわしいかも・・・ほんのりミルクの優しい香り、ほわほわして温かくまさにお豆腐のような食感、あまりの美味しさに大感激

1人で一かごは行ける!
お醤油で食べるのもいいかも?などどふとどきなことを考えておりました。
今まで食べたチーズの中で一番だったかも・・・
一方こちらでは息子さんがプーリア名物「ブッラータ」作り。
これはモッツァレッラの中にほぐしたチーズと生クリームを混ぜたものを詰めて作るチーズです。

これが中身。

包み方を見ていたら、日本のおまんじゅうにあんこ入れる作業に似ていました
とにかく作業が早くて写真が追いつかないのです。

工房全体はこんな感じです。もうもうと蒸気が立ち込める中、黙々と作業する皆さま。
かなり朝早くからのお仕事と聞きました。
お豆腐やさんと同じですね。

こちらは「スカモルツァ」を熟成させているところです。
色が黄色で濃いほど熟成が進んでいます。

そしてショーケースに並んだチーズたち。
手前の◇なのは「タレッジョ」
奥には自家製バターもありました。日本に持って帰りたーい!

奥で真空パックになっているのが、見学したリコッタです。
すりおろせるぐらいに固まっているので、名物オレッキエッティにはこれをふりかけます。

大満足のスローフード見学でした。